ラグビーの五郎丸選手が行う「五郎丸ポーズ」のルーティンが話題です。ルーティンとは、毎回行う決まり事。実は将棋の世界にもオリジナルのルーティンがある棋士がいます。そんな棋士たちの面白いルーティンをご紹介します。
羽生善治名人のルーティン
「勝つ前に手が震える」
勝ちだと分かると羽生さんの手はぶるぶる震えます。震えすぎて相手の駒までふっとばしてしまうことも。手が震えると必ず勝ってしまうのがスゴイところです。
佐藤天彦さんのルーティン
「リップ投了」
優雅な趣味から「貴族」と呼ばれる佐藤天彦さんは、負けを認める「投了」さえ優雅。正座をし、水をのみ、おしぼりで顔をふき、なんと最後にリップクリームをぬるのです。「リップ投了」とも呼ばれるこのルーティン。なんとも天彦さんらしい、上品なルーティンです。
加藤一二三さんのルーティン
「うな重」
御年75歳の加藤一二三さんですが、対局がある日に頼む出前はなんと「うな重」。短時間で栄養が取れるので自信を持って食べているとのこと。なんとも豪華な「うな重」のルーティンなのであります。
森下卓さんのルーティン
「誰よりも深いおじぎ」
将棋は対局の始まりと終わりに礼をしますが、そのおじぎが誰よりも深いのが森下卓さん。その深さは他の追随を許さず、将棋を指すロボットアーム「電王手くん」にまで深々とおじきをしたほど。
糸谷哲郎さんのルーティン
「離席」
将棋は盤を挟んでじっとしているイメージがありますが、糸谷さんは一手指すたびにどこかへ消えてしまいます。「離席流」と呼ばれるこのルーティンは賛否両論ありますが、個性的で面白いのでぜひ続けてほしいです。